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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 253


正に一閃
状況を説明すると、九龍が持っていた『仕込杖』が抜かれ銃身とグリップの間を斬られたのだ
影太の眼前につや消しのためか過去の返り血か、恐らくは両方のであろう黒く塗られた刀の切っ先が向けられた
「それじゃ今度こそ『仕切り直し』アルよ」
不意打ちの件を全く気にする様子も無くクルリと刀を回すと杖に収めた
完全に舐められて手加減されている
「っくしょう・・・」
影太が呟く
「ちくしょおぉぉぉ!!」
影太は吠えた。腹の底から
愛する人を馬鹿にされてもどうすることも出来ず、手加減された状態で完膚なきまでに手も足も出せなかった自分の弱さを振り切るように吠えた


…そして華奈美…
ぶぉん…ぴしゅーん!ぶぉん…ぴしゅーん!
りとの操る尖んがり帽子型浮遊ビーム砲?の動きを、レーダー能力との併用で、やっと視認できるレベルに達していた。
「見える…私にも敵が見えるわ…!」
ビームの嵐を掻い潜り、刀を構え反撃に移ろうと試みる…。
「『見える』とか言ってる内はまだまだなのヨ…攻撃プログラム『この俗物!』なのヨ!」
しゅぱしゅぱしゅぱっ!
MSのスカートの裾から無数の尖んがり帽子が射出された。
「え…ちょっと待…。」
ちゅどどどどどっ!



影太組では漢の叫び
華奈美組ではビームと悲鳴
そんな中、光樹組はと言うと
「よっと」
みことのピコハンが光樹の鼻先をかすめる
「せい!!」
ピコハンが過ぎると同時に槍を振り下ろす
しかしそれをバックステップで避けるとピコハンの柄を伸ばして光樹の足をめがけ振る
「はぁ!!」
軽くジャンプをしてそれを避け、着地と同時にみことに向かい走りながら槍を突き出した
「甘〜い」
左足を軸に突きを避け右足で槍を踏みつける
「あまあまのあんまみ〜やよん」
槍を踏まれるという予想外の事に一瞬だが驚きで動きが止まる
だがその一瞬が命とりだった

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