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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 252


影汰には、九龍が何をやったのかがわからなかった。
影汰の攻撃をかわし、杖だけで押さえ付ける。
まあ、九龍にしたら単純な杖術であり、『受け流し』と同様の事を行い、影汰の右すねを払って転ばせたのであるが・・・
突然の事なので、何が何だか分からないのである。

「言ったね?間合いを制せと。ただの至近距離からの『鉄砲』だと、射撃のモーションが大きすぎて、ばれやすいよ。
どうやったら有効に使える?考えてみるヨロシ。」

そうやって、杖を影汰の右手の付け根に当てて動けなくする姿は、達人が子供を相手にしているような感じだ。

「まだこれを『抜く』まではいかないアルか。だがまぁ・・・上達はしているようアルな」
右手を押さえつける杖から力を抜く
「じゃあまた仕切り直して再戦といくアルかね。それにしてもあの娘っこはなんでこんなショタっこに惚れるアルかね?」
そう言い右手から杖を外した瞬間、影太自身驚くようなスピードで隠していた銃を抜き九龍に向け引金を引いた
「あぁぁぁ!!」
完全なる不意打ちによる至近距離射撃、弾丸は間違いなく九龍に当たると思った

だが
「『仕切り直して』、と言ったはずアルが?」
九龍の言葉よりも速く影太の手にしていた銃は銃身とグリップが離れていた

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