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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 25

「は、はぁ…」
光樹はあっけらかんと答える…というか、りとちゃんの気迫に押され気味なのである。
「まぁ、みことの発明だからアテになるかは分からんがな…」
刀機は相も変わらず仏頂面で、頭の回りを飛び回るりとちゃんを睨んでいる…
「アララ…失礼な子だわネ…彼氏がアタシに盗られるんじゃないかって心配なのかしら?」
「誰が彼氏だ!それに私はだな…」
「まぁまぁ焼きなさんな…」

しかし…観衆からは何とも言えぬ熱い視線が…
「へぇ〜二人ってそうだったんだぁ〜」
「入学早々やりますなぁお主等…」
二人を囲んだ観衆は一斉にニヤリと口の端をつり上げた…
「俺…私にその手のギャグはやめろぉ!これだからギャグパートには出たくないんだ…」
観衆のまぁまぁ照れなさんなという雰囲気がまた痛い…

「ふんじゃ、まずは刀機ちゃんから行ってみョー……電子手帳を刀機ちゃんに向けてみてョ」
「ん?、こうかな……」
光樹が刀機に電子手帳を合わせると、画面に色々なデータが表示され始めた。
「刀機真奈美、年齢15歳。複合能力者で能力は、具現化能力B、身体強化3C、鎌鼬C、電撃2D……総合2Bなのですョ」
刀機の頭から光機の肩の上に飛び乗ったりとが内容を読み上げる。
「複合能力者……凄いじゃねえか!」
声を上げてしまった理都だけでなく、そこにいた全員が驚く。複合能力者はよほどの血筋か何かしらの理由がなければ存在しないからなのだ。
「まっ、色々あるのだ……しかし、その手帳とやらは正確なようではあるな」
刀機は相変わらず仏頂面で答える。
「機能アップすればもっと色んな事が分かるのですョ……例えば、刀機ちゃんのスリーサイズとか……見立てでは多分Gカップですョ、Gカップ」
光樹の頬を突っつきながらそう言うりと、光樹は一瞬にして真っ赤になり、刀機は少し溜息をつく。

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