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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 236


「じゃ、改めて…。」
今泉先生が大きく息を吸い込む。
「くるぞっ!耳塞げっ!」
皆、反射的に耳を塞ぐが…光樹と影汰は理解出来なかった。
…怒号…
『ぅワシが男宿、寮母ぉ!今泉ジェロニモであぁ〜る!』
…鼓膜が破れる、とかそういったレベルではない、脳髄をミキサーにかける程の蛮声…。
「あうぅ…。」
「だ…大丈夫ですか?」
悶絶する光樹をゆすり起こす影汰。
「な…何で君は平気なの…。」
「…室内で銃撃戦になった時の用心に耳栓を…。」
…以外と要領いいなコイツ…


今泉先生の爆音の様な挨拶に悶絶している光樹を置いて、影汰が皆の前に出て簡単な自己紹介を当たり障りなく済ませていた…。
「…とゆー訳でよろしくお願いしまーす。」
…ぱちぱちぱち…(萌えー!)
「ねぇっ、随分テキトーじゃなかった?」
微妙な表情で影汰を迎える光樹。
「大丈夫です…こーいうのは主人公の自己紹介で絶対なんか起きるというのが定石ですから。」
…しれっと危険な事を言い放つ影汰に代わり、光樹が前に出る。少なくとも1−Bの連中が仕掛けてくる気配はない。
…まぁ、いいか…


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