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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 232


二人は睨み合う狼牙三姉妹と辺里影汰をと制しながら話を進めた。
「こんな言い方したくないけど…みんな僕に…よくわからない期待して勝手に盛り上がって、勝手に醒めちゃったみたいで…。」
美形は何でもアリ、という妄想からきた過剰で的外れな期待だったのだろう。
そるから開放されたらしい天地は、どこか安心した様なほほ笑みを見せた。
「…所詮は大局を見抜けぬ烏合の衆だ…私達や四天王、吹雪姉弟や良識ある級友は、純粋に天地くんを認めている。」
と、霧子はやたら苦そうなコーヒーを飲みながら付け加えた。


「そうなんだ・・・。じゃ、天地君はこれからどうするの?」
光樹の素朴な問いに、天地は熱いお茶をすすりながら頷く。
「まあ、今回ので一回落ち着きそうだし、しばらくスタジアム横の修練所で、もっと打たれ強く、みんなに中身で見返す為に、自分を鍛え直すよ。
そうじゃないと、迷惑をかけた人たちにに申し訳ないからね。」
「・・・そう・・・なんだ・・・。」
失った信頼を取り戻すには難しい。天地はまた1からやり直そうと、苦難の道を歩くだろう。でも彼ならきっとやり遂げるだろう。
光樹は漠然とながら、そう感じていた・・・。

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