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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 231

試合終了後、観客の一部が暴徒化して学園内を暴れまくったのだ。
そしてその暴動を先導したのがC組の天地ファンクラブのメンバー数名で学園内の警護員達に逮捕されたのだった。
その出来事のせいでC組の評価がガタ落ちになり
『悪魔に魂を売ったC組』
『作られたアイドル天地…』
と記事は埋め尽され挙句のはては
『C組全員、謹慎処分か…』とか
『C組は解散…』など在りもしない噂まで飛び交っていた。


…雷にしてみれば、1−C(と天地)の支持率を上げるには便利な連中…とタカをくくっていたのだが、いささか度の過ぎた連中がいた様だ…。
観戦、応援していたファン達…自分が戦って負けた結果なら納得がいこう。しかし自分らではどうにも出来ないやるせなさが必要以上の1−A批判に…そしてフーリガンに発展したのだ。そして貞盛雷は、それをコントロールしきれなかった…。
「なんで…こうなっちゃったんだろう…?」
光樹が味噌汁を啜りながらぼやく。
「ファンっていうのは案外無責任ですから。」
「天地くんっ?」

光樹の隣りに腰を下ろしたのは、なんと渦中の人、神樹天地?!そして更に、その周りを狼牙三姉妹が固める…。
「あうぅっ?」
お礼参りににでも来たのかと、ビビりまくる光樹…こんな時に限って奴隷ズはお寝坊さん。
「…!」
その様子を目撃した影汰が、朝食のトレイを放り上げ、9mm拳銃を0.2秒で抜き放つ。
「…喧嘩をしに来た訳ではない…。」
三姉妹リーダー、九尾霧子の抑揚のない台詞に、影汰は手品の様に銃を納め、トレイをキャッチ、油断なく近い席を陣取る…。
「ファンクラブは、解散したよ。」

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