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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 223

相対する二人…
手頃な長さの槍を具現化させる光樹に対して天地は…
(ぼ…木刀?)天地は見た目なんの変哲もない木刀を構えるでもなくゆらりと構える…
(姉さんはこんな僕を見て、つまらない茶番を…って思ってるんだろうね。僕もらしくないとは思うけど…)
二人の戦いにはなかなかゴングはならなり…
(メチャクチャやりにくいなぁ…自分から向かっていっていいものか…)困惑気味な光樹を余所に歩み寄ってくる天地…
「どうやら、どちらかが勝ってどちらかが負けるまで終わらないみたいだね…なら始めるしかないのかな?」


「みたいだね…天地君」
(天地君…つかみかねるけど…僕にも負けられない理由があるんだ!)いつものように試合後の刀機とのあれこれを妄想し始める番長…いったいいつになれば始まるのやら…


「お〜い光樹やっちゃえやぁ〜」理都の一言に盛り上がるA組…とは対照的にいつもならば天地の一挙手一投足にワ〜キャ〜叫ぶC組は静かなものだ…
「これもあなたの演出?」
「さぁ?何のことかな…ふふふ」
回りとは一線を駕した雰囲気の二人…
「たまには僕らのヒーローの活躍を静かに見守るのも良いだろ?ね?」
天地の取り巻きたちはウットリした表情で天地に熱い視線を送っている…それを冷めた目で見つめる桜…
(つまりはいつもと変わりはないというワケね)

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