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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 222


そんなやり取りを気にした様子もなく、卯堂くんにコーヒーを頼む雷と霧子。
「勝算は?」
霧子の現実的な質問。
「君もつまらん『ランク分け』に拘る訳ではあるまい?」
出涸しのアメリカンを啜る雷。光樹の具現化Cに対して天地の念動力EE…。
「あのEランクの辺里影汰一人に苦戦した君達なら解るだろう?」
渋面で何も言い返さない霧子。
ランク分けなど無用、彼の信条だ。
「しかし世の中、格付けが全て…だからこそメディアは動く…桜川光樹は十分なアテ馬になってくれるだろう…コーヒーおかわり。」

同じランク差のある戦いでも、影汰VS狼牙三姉妹なぞ大した注目はされないだろう。むしろ、影汰を最前線でコキ使った(と思われてる)光樹や、それを見捨てた奴隷ズの非道をこき下ろすのがパパラッチ部のやり口だ。
その反面、下馬評では最強の1−Bを破った1−Aのエースとして認められている光樹と戦う天地…どちらに転んでも1−C側にリスクはない。
「どこまで天地くんを神輿に担ぐつもり?」
冷めた表情の霧子。
「フフ…寒い時代になったねぇ?」

様々な思惑を含みつつ、デュエルが始まった…。


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