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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 218


澄んだ瞳を輝かせる華菜美に一瞬たじろぐ刀機だったが…単なる羨望と憧れに過ぎないと悟る。
「私にはキャプテンとしての責務がある…気持ちは有り難いが、辞退しよう。」
登録選手でないと無理…という旨を普通に返す刀機…仮に許されたとしても、自分がカリスマと呼ばれる人種ではないと自覚しているし、軽々しくヒトを煽動する様な戦いを嫌っている。
そして何度も言うが、今回の試合は光樹(達)に一任している。戦果戦績が問題なのではない…実力者に頼らず、動ける様になって欲しい…自分らの道を示して欲しいのだ…。

…となると…大衆を動かすカリスマには程遠いが、今回の試合での1−A候補は…光樹か影汰。
二人共、態度には出さないが、無茶が祟ってダメージが大きい。一騎打ち代表者は、ダメージ判定、精神力の回復は認められているので、その点問題はないのだが…刀機としては、影汰を除外すべきと判断した。
どうしても戦い方に凶暴さが目立つし、これ以上の酷使は1−Aのイメージダウンに繋がる。
…多少なりとも指揮官としての自覚を見につけ始めた光樹を見据え、うむとうなづく刀機。

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