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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 214



…それはそうと、グラウンド上の光樹…気がつけば…ビッグウェーブが治まってしまっているではないか!?
…実際、水嶋流の操れる水量は精々5リットル。スプリンクラーを暴走させるには十分だったが、その元の水道管を撃ち抜かれてはどうにもならない。そして…

『海が割れた』

サーティーン(と、命令した雷)にしてみれば、水使いを妨害しただけの話なのだが、その偶然…いや奇跡の光景は、まさにモーゼの十戒。
魔女(山田さん)のエスコートで1−C陣地へ帰還する神樹天地…。


呆然としている光樹。

「え・・・、いつの間に・・・」
と、魔女の囮になっていた大地も、ショットガンの補充をしていた雪菜も、そして人質役の羽音も、茫然自失となっている。

無理もないだろう。
彼等が自陣に帰還する前に、相手に逆転勝ちのような形で負けたのだから・・・。
「何で?何で負けたの?どうして!」という未来の叫びも、空へと消え、流の「おい、あの狙撃は反則だ!」という怒号だけが、現実を表している。

落胆のムードが漂う、A組の陣営・・・

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