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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 207

瞬間飛びのく二人。 スタジアムにはきまずーい雰囲気が。 その沈黙を破ったのは、何故かとろりとした目で金大地をみつめる山田さん。「天地君の前だけど不思議。初めてのキスをこんな激しく奪われたもうあんたしか見えない」

『戦争映画っぽくいうと…メーデー!ブラックホーキ・ダウン、ブラックホーキ・ダウン!…かな…。』
相変わらずおちゃらけた雷。
当の大地は、まさにメーデー(緊急事態)!だった…。
蒼白い幽鬼のような顔を朱に染める魔女(山田さん)…。
「試合が終わったら責任…取って貰うわよ…?」
…嫌やぁあ〜…こんな官能ともラブコメとも無縁なサイコちゃん、嫌やぁ〜!…
「でも今は…。」
しゅらっ、草刈り鎌を抜く魔女(山田さん)…べろり…唇が耳元まで裂けたような錯覚を感じた。
「うふふふふふ…。」

不気味に笑出したかと思ったら突然、啜り泣きを始める魔女(山田さん)…。
「いや…えーと、堪忍…ごめんなさい…。」
後ずさる大地。
「天地様に全て捧げたこの私から…貴方は…とんでもない物を盗みました…それは私の心です…!
だから…私は…貴方の…血!肉!骨!そして臓物を頂きます!うふ…アハ…ケヒャアっ!」
奇声を発する魔女(山田さん)、髪を逆立て血の様に赤い唇を舌なめずりしながら飛翔…。
「嫌やっ!ワイまだ死にとーないっ!まだやりたい事ごっつあるんや!」
大地は脱兎の如く駆け出した。

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