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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 3

やなくはよく知っているようで、ひょいひょいと中を歩いていき、理人はその後を黙ってついていく。
そして、やなくは校長執務室の扉を開けると、ずかずかと中に入って行ったのだ。
「理っちゃん連れてきたよ〜」
部屋の中にいる人物を見て理人は目を見張る。校長は彼のよく知っている人物だったのだ。
「久しぶりだね、理人君……まだスーツ姿が様になってないね……」
「才英かっ!……君が校長だったのか!!」
理人の前に立った青年は、柔らかなな表情の高価なスーツを着こなした洒落た人物……北川才英であった。
「まぁ、何の因果か校長になっちゃったね……でも殆どお飾りだよ。実務は悠里がしてくれるし、家事は眞澄がしてくれるからね」
実は甲斐性だけは十二分に持っていた才英は、アラブのとある国に国籍を移して悠里と眞澄を妻にしていたのだ。
暫し再会を喜ぶ2人……だが、2人には更なる再会が待っていたのだ。

「ここか?、校長室と言うヤツは……」
入り口から聞こえたのは、可愛らしい少女の声……その声に3人は一斉に入り口を見ると、学園高等部の制服に身を包んだ小さな美少女が立っていた。


身長136p、どこをどう見ても小学生にしか見えない体格と顔つき。髪をツインテールにした少女は、意志の強い眼差しと気の強そうな口元をしていたが、美しく可憐な顔立ちは、ロリフェチ人間なら卒倒してしまう程の美少女だった。


体格に比べてアンバランスな胸以外は、どう見ても小学生にしか見えない少女である。
その高等部の制服に身を包んだ幼女は、ずかずかと部屋に入り、どっかとソファーに身を投げ出す。
「……おい、何で子供がこんな所に?!」
その理人の言葉に少女は理人をじろりと見返す。
「共に戦った者を忘れるとは酷い奴だな、橘理人」
「そーだよ理っちゃん。刀機君を忘れてあげちゃあ可哀想だよ」
「……へっ?!……刀機??!……なんでそんな身体なんだ??」
半分思考停止した理人。
「何故かは知らん。私はアドルフとの戦いから先の記憶が無いからな……只解ってるのは、この身体の家主である真奈美の精神が消え失せ、私の身体が消滅した事実だけだ」
その刀機(らしき)少女の言葉に理人は呆然としていたが、事情を知っていたらしい才英が口を開く。
「まあ、そう言う事で、真奈美ちゃんの年齢が高校生にたっしたから学園に入学させた訳なんだ」
「と、言う事だ……刀機真奈美だ、宜しく頼むな立花理人先生」
「……ははっ……退屈しなくて済みそうだな……今回の学園生活も……」



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