PiPi's World 投稿小説

香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 0
 2
の最後へ

香港国際学園〜第二部〜 2


用務員の青年の名はやなく、この学園の用務員で『特別科通用門守衛』と言う肩書きを持っているが、その辺りは触れないでおこう。とりあえずは、能力ランクSSの最強の用務員である。
そして、白髪混じりのスーツの青年の名は立花理人、この学園の新任教師で、能力ランクはAAA……2人共、5年前の事件の生き残りである。
やなくは事件後、この学園の用務員に就職、のんべんだらりんとした用務員ライフを楽しんでいたりする。
理人の方は進学し、現在の細君と学生結婚。現在3人の娘を持つ父親であり、その上更に細君のお腹に新たな命を宿したのだが、その子も双子の女の子と判明し嬉しい反面、しっかりとショックを受けていた。
因みに彼の白髪は、財政逼迫の中、妻子を養ってきたせいで出来た者である。
「……しかし、久々に学園に帰って来たけど……平和なようだな」
「そりゃあね、色々対策はしたたから……でも、すぐに理っちゃんんも平和になれるさ……この学園の決まりで教師は生徒の争いに介入できないからね」
「ううっ、そいつは逆に退屈かもな……」
2人はそんな会話をしながら、校長公邸の前についたのだ。


校長公邸は大きな屋敷で、校長の居住区から執務室、果てはパーティー会場まで備えている学園版ホワイトハウスである。
勿論、理事長もこれより多少規模の大きな公邸を持っているし、生徒会も同規模の公邸を持っていたりする。
やなくは軽く守衛に挨拶して中に入って行く。


SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す