PiPi's World 投稿小説

香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 190
 192
の最後へ

香港国際学園〜第二部〜 192


傍らにいたサラにライフルを預ける。
「エイタ?」
…5…
雪菜の足元に小さなリング状の金具が転がってきた。
「手榴弾…?まさか!」
…4…
『よく見ておけ。お前らが犬呼ばわりした漢の姿…。』
ベンチで腕組みしたまま、刀機が俯く。
…3…
「そんな事して…アタシ達が…。」
総長と対峙していた量子が悲痛な叫びを上げる。
…2…
「ごめん…影汰くん。」
息を詰まらせる光樹。
…1…
「な…離せ!」
桜を光樹達から引き離す様にタックルをかけ、押さえ込む影汰。
…ゼロ…


大爆発。

近くにいた吹雪姉の桜、魔女(山田)も巻き込む。


爆発する瞬間、雪菜、量子、光樹は、困ったような表情を見せた影汰の顔を見た・・・。

硝煙の立ち込める中、動かない影汰、桜。


「エイター!」


サラは、声が届かないと分かりながら、影汰に向かい、叫ぶ。

「何で・・・お前が身代わりになるんだよ、犬のくせに・・・」

いつの間にか涙が流れている、雪菜。

沈痛な面持ちの光樹。


『この期に渡って、彼を犬扱いするとは・・・
救いようがないですね。
ククク・・・』

含み笑いをする雷。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す