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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 185

『タイム!あ…卯堂くんコーヒー頂戴。』
タイムをかける1−C…狼牙三姉妹が撃破されたにも関わらず、大して焦りを見せないキャプテン貞盛雷。
「どうやら1−A、チーム内の不和が最高潮に達しているのようだ…。」
雷の能力で1−A側の通信内容を全て傍受した上での結論。その上、釈子が影汰の止めを刺しに行った時、手の空いていた雪菜は見て見ぬ振りをしていた。
「しかも向こうのキャプテンは…何故か交替の許可を出さない。」
…勝負を捨てたか…先を見据えた…何かの試練のつもりか?…


…一方1−Aキャプテン、マネージャー席…タイムは取っていない…刀機は交替も却下した。
「死んでいる訳ではない。」
「そんな…影汰くんは重傷(死ね、つーか殺してぇ)…第一本人にヤル気が無いなら下がらせても…?」
食い下がる未来…ルール上、選手交替の決定権はキャプテンにある。
「不仲を理由に控えを使っていては何人いても足りん。」
なおも食い下がる未来。
「それは、私(達)に対する当て付けでなくって?」
「どう取ってくれても構わんよ。」
皐月は肩を竦め、華奈美はムスっと黙り込んでいる。

「・・・妥当な線だな。」

横から、(今まで黙っていた)水嶋流が、口を挟む。

「ちょっと、流君まで!」
未来は口撃の矛先を流に変えようとする・・・が、

「まあ、こんな影汰みたいな状況になるくらいなら、負けた方がマシやな。」

と、大地も続けて言う。

「言ってしもたらな、支援のない味方なんて、意味があるんか?
俺らやってな、ロボットやないねん。
ちゃんとした人間や。
だけど、今の影汰を見てみい?あいつ、天川小路さんだけやなしに、今出ている光樹以外の奴にも、パシリ扱いされて、まともに扱ってもらえへん。

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