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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 177

「なお、今回の解説は学園警備所長、真野甲良さんです」
「うす、解らない事は俺様に聞け!」
「ええと……真野さんで解らない事は?……」
「それなら聞くな!」
「……(汗)……はい、有難うございます……それでは闘技場の熱い戦いの実況に入ろうと思います」
何時も通り、黄色い声援にも負けず喋りまくる音無太郎と、その横で腕組みしてふんぞり返る真野甲良。

スタートと同時にA組に襲いかかる狼牙三姉妹……圧倒的スピードにものを言わせて一気に距離を縮める。
迎え撃つは、光樹、影太、雪菜の3人……3人?である。


光樹なりの采配だった。
「頼むぞ影汰くん!」
…影汰ガンスリンガー能力発動…疾走しながら64式ライフルを構え影汰の意識に…
じゃきっ!ばがん!じゃきっ!ばがん!
雪菜、ショットガン乱射…。
「え?」×2
光樹、影汰は唖然となる。作戦無視、手柄を焦った?雪菜の暴走無駄撃ちMAX、狼牙三姉妹は散開した…。
〇ックス奴隷ズにとって光樹の命令は絶対…しかし…。
『影汰だぁ?』
…彼女らにとって、たとえ一瞬でも光樹に牙を剥いた、影汰の存在は『ムシケラ以下』である。彼に手柄を譲る気なぞ…。

こんな時にも肝の座っている影汰なので・・・、あまり関係ない。

光樹が一人、オロオロしそうになるが、気を取り直して集合をかける。

「散開した敵を追っちゃだめだ!一回固まって相手に備えて!」

「ちっ!」

雪菜は舌打ちをして、戻ろうとする。

だけど、散開した三姉妹は一直線に列を整え、リーダー格である光樹を狙いに来る!

止めようとする影汰も、マシンガンに阻まれる。


覚悟を決めた光樹は、バスタードソードを造りだし、構える・・・!

「並の強さじゃない。こいつら、もしやC組のエースか?」

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