香港国際学園〜第二部〜 18
「へっ・・・・?う、うわぁぁぁぁぁあッ!?」
そして次の瞬間、巨大メイドロボは猛烈な勢いで後ろへ吹き飛び、光樹は刀機の方へと投げ出された。
メイドロボは反対側の避難して誰もいない観客席に突っ込み、光樹は・・・・
『・・・・ん?なんだろ、このフカフカな感触は・・・・』
「悪いがどいてくれ。重い」
刀機の胸にダイブしていた。
光樹はふかふかが刀機の胸であることに言われるまでわからなかった。
「う、うわあぁぁぁっっ☆ごめんなさいっっ」
真っ赤になって瞬時に後ずさる光樹。一方、胸を触られたことを意にも介さない刀機は
「何故お前があのロボットの所に居たのかは知らないが、今は邪魔だからそこから離れてろ」
「え……?」
言われた意味が理解出来てない光樹を尻目に機械刃を持つ刀機は巨大メイドロボに切りかかり左手を切り落としていた。
「…う、嘘ぉ……」
刀機の強さを目の当たりにして、光樹は開いた口が閉まらなかった。