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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 156


「よぉ、お前ら、良くやったな!!ちょっと感動しちゃったぞ、俺は」
控え室に引っ込んだクラス全員を理人が訪問していた。
「まぁ、この勝利は俺の特訓のおかげだな!」
「いやぁ、あんま先生は関係あらへんやろ」
「うん、やっぱり刀機さんのおかげよね」
ご満悦の理人に大地と華奈美は辛辣な言葉を投げ掛ける。それに皆が同調するように頷く。
「……そうか、俺は役立たすだったんだな」
理人は後ろを向き、肩を震わせながら言った。
「せ、先生…?」
未来が心配そうに呼ぶ。
―――まさか、泣いてるんじゃ―――
刀機以外がそう思った時……

「じゃあ、またスペシャルチャーシュー醤油豚骨、奢ろうと思ってたけど、役立たずの俺は消えるから、お前らだけで祝っといてくれ」
そのまま、理人はドアのノブに手をかけた。
「えぇ!?」
「い、いやぁ、やっぱり先生の特訓があってこその勝利だよな!!なぁ!?」
「も、もちろんや!!先生いいひんかったら、負けてたって!」
口々にフォローを口にする現金な生徒たち。
「…ぷ……くくッ………ハハハハハッ!!」
突然、いじけていた(?)理人が笑い出した。
「冗談だ!!」
「……先生って、子供っぽいですわね」
「誉め言葉として、受け取っとくぜ、天川小路」

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