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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 16


「しょっ!、祥二っ!!……あっ、あれっ、何とかしなさいよっ!!」
「できるかーっ!、あんなモン!!……俺の炎は低温火傷しか起こせねぇんだよっ!……クソ女、お前が何とかしろっ!!」
「クソは余計よっ!……あたしの気弾の威力だって、BB弾並みなんだからっ!……あんなのどうもできる訳ないじゃない!!」
最早私闘どころてはなく、半分パニくりながら言い合いを始める愛甲と御津……観客もうろたえる中、巨大メイドロボの目が怪しく光り、手に持った巨大竹箒を動かし始めたのだ。
「どわああぁぁぁ〜っっっ!!……」
メイドロボにすれば通常の『お掃除』だろうが、大きさが違う……一掃きで生徒達が吹き飛んでいく。勿論、その中には愛甲や御津も含まれていた。
「おおーっと、これは暴風のような箒が私達をおそうぅー……私も飛ばされておりますぅぅー……」
机と一緒に飛ばされながらも実況する太郎……声がドップラー効果を起こしながら飛んでいく。
その惨状を見ながら、刀機は溜息をつきながら立ち上がった。
「奴を止める、付き合え刹那……立花もその辺りにいるだろう」


「先生!!どうしたら!?」
実況席が飛ばされる前に生徒達のもとに来ていた理人に理都が聞く。
「大丈夫だ!お前らは下がってろ。あれは俺たちが止める」
「たち?」
「立花!手ぇ貸せ!!」
首を傾げる理都の後ろに刹那が刀機とともにやって来たのだった。
「被害が増える前に・・・・」
「あぁ、殺るぞ。悪いけど、これ預かっといてくれ」
「え?い、良いですけど」
刀機の言葉に頷き、理人は新品のスーツを未来に預けた。
「刀機さん?アンタも戦うのか!?無茶だよ!先生たちも無理だって!!」
「大丈夫だ、鉄田。いいから下がってろ」

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