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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 148


無傷だが十全ではない理都を案じ、刀機は毅然と問い質す。理都には黙っていたが、聞こえぬ筈の影汰の声援も羽音の物真似だ。
「海岸の一件みたいな無茶すっと、また迷惑かけちまうからよ…。」
根拠のない自身ではない事(操砂の応用案)を説明する。
「いいだろう…最悪、次のタイムで八神を交替に出すが、なるべく粘ってくれ。」
…ふと、刀機は有田美夏に向き直る…もともと戦闘には不向きな彼女も重量操作を駆使、遊撃手として戦い抜いてくれた。普段通りのテンションではしゃいでいるが、その顔色…限界は明らかだ。

「ごめんねぇ、あとはよろしくだよん?」
「美夏、よくやってくれた…ゆっくり休んでくれ…大地、準備はいいか?」
加速能力とテコンドーの使い手、金大地。
「なんや?ワシの説明これだけかい!」
「案ずるな…これから幾らでも肩書きが増えるやもしれん…君の働き次第だがな?」
刀機の言葉に喜々とする大地…自己顕示欲の強さを煽った、士気向上…人質を救出しつつ戦わねばならない、忙しい役割だ。
「当初、戦闘の要は変わらず光樹、流、理都!サポートは羽音!大地が強行突破する為の活路を開け!その後…。」


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