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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 147

「なんのっ!纏炎が無くたって君ごときに負ける僕じゃない!ごめんね…強くってさぁ?
とくと見よ!鳳家三百年に渡るゲイボルグ流、戦場槍術ぅ!グングニル百二芸のひとおぉ〜つ…。」
この期に及んで長々とした口上をたれる充規。光樹は加速のついた自在槍を更に…延ばす!
「…闘龍極…あ…まだ最後まで…。」
「うるせーっ!」
ばちこーん!咄嗟の防御で一撃K.Oこそ免れたが、ギャグ漫画ばりの勢いで派手に吹き飛ぶ充規…。
…あまりに阿呆な戦いぶりに頭を抱えつつ、刀機は攻勢に移る機としてタイムをかけた…。

…1−A控え室…
「刀機さぁああん!〇〇っ!××っ!」
意味不明に狂喜乱舞しながら光樹が駆け寄る…。
「だしゃあ!」
怒り狂った未来が、ロープの反動?を利用した逆水平チョップをカウンターで食らわせ、倒れた所へトップロープ?からのエルボーを叩き込み、そのままフォール。
刀機のラヴコールが羽音のニセ声だと分かっていても容赦がない。
「わ〜ん、つぅ〜、すり〜!」
皐月がカウントを取った所で刀機が新たな作戦指示を出す。
「皆、今までよく耐えてくれた…これより1−Aは反撃に転じる!」

一様に傷ついたメンバーを見回す。だが全員、その瞳の輝き…敗残兵のそれとは違う、死地に赴くモノノフを思わせた。
「まずは数の面…辻浦ひかりとニセ梨花軍団だが…予想通り痺れを切らして前線に出て来たようだ。当初の作戦では理都が当たる予定だった訳だが…。」
理都は判定ではほぼノーダメージ、持ち前のスタミナで砂の煙幕もまだまだ余裕…とはいえ、八卦の影響で左腕はほとんど動かないままだ。
「あぁ、さっきイイ事思い付いた。左腕は何とかならぁ。」
「愛の力…などと寝ぼけた世迷い言ではあるまいな?」

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