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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 145

ひかりに生返事を返した充規は、びしいぃっ!と擬音の付きそうなほどのポーズを決め、叫ぶ!
「震えるぜハート!」
「・・・?」
光樹は唖然、となるが構わず続ける充規。
「焼け付く程ヒート!」
きゅぴーん!
「真紅の火竜槍!イィィフリィィート・ラァァァンスゥ!カァムヒアァっ!」
スパロボ魂?な絶叫と共に、充規の槍が炎を纏う…鳳 充規の能力、纏炎。
「えぇっ!何それ?ずるいよっ!」
『馬鹿者!わざわざ待つ奴があるかぁ!』
刀機の怒りはもっともだが…まぁ何つーか…ノリ?


「やあぁぁぁってやるぜえぃっ!」
炎の槍イフリートランスを、勢い任せで出鱈目に繰り出して来る充規をどうにか凌ぐ光樹。
「うわぁ?焦げる燃える熔けるぅ?」
うっかり受け流そうモノならたちまち槍を焼かれる。逆に防御されても同様だ。
「ちいぃっ?」
光樹の努力に裏付けられた技量は充規を僅かに上回ってこそいるが…その破壊力たるや!
「主人公ライバルとして生まれた特権って奴?」
消し炭となった自在槍…砕け散る…。
「ぐ…?」
「残念…そのナマクラがなけりゃ一撃K.Oだったのに…。」

膝をつく光樹。
「結局…その程度かい?」
充規は興味を失ったかのように、肩を竦める。
「そろそろ止どめと行こうか…。」
またもやふざけたポージング。
「ツインテールが真っ赤に萌える!」
『立て!立つんだ光樹!』
…駄目だ…もう立てないよ…
刀機の叫びも届かない。
「猫耳掴めと轟き叫ぶ!」
『何…羽音?奥の手?』
…刀機さん…
「鉄騎!灼熱!パァァイル…バンカァァァーっ!」
全身に炎を纏い、満身創痍の光樹に襲いかかる!
『光樹ぃぃぃ!』
インカムではない、刀機の肉声?

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