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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 144


『頼むぞ光樹!他は前線の維持で手一杯だ!』
光樹のインカム越しに刀機の激励。
「可愛いね〜ウチのキャプテンと違ってさ?」
へらへらした態度の充規におろちの檄が飛ぶ。
『油断するんじゃないよ!余裕かましてると痛い目見るからねぇ?』
「ほらコレだ…怖い怖い。」
「キャオラァっ!」
問答無用に突きを放つ光樹、ひらりと躱す充規。
「ひょいっと?」
体の開いた充規に槍を反転、石突での打撃…これまたあっさり躱された。
「反撃ぃ!」
充規は型こそ出鱈目だが、十分に加速された突きを返す。

「あれ?」
光樹は違和感を覚えた…体重の乗った充規の槍を叩き伏せ、ガードの空いた喉を狙う…これまたテキトーな動作で躱しテキトーに構え直す。
「へぇ?真面目に稽古してるんだぁ?」
…槍術とか武道の問題ではない。充規は反射神経と運動センスだけで捌いていた。
「素人かよ!?」
「まぁ僕って大抵人並み以上にこなせるしね〜?天才って奴?」
『鳳く〜ん!遊んでないで…結構忙しいだけど?』
次から次へと影武者を繰り出しながら、自らも抜剣、前線に出ている辻浦ひかりからの通信。
「はいはい。」

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