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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 140


突然の砂嵐に一瞬、コントロールの甘くなったニセ梨花二体が、物真似の命令で勝手に後退、陣形の崩れた1−B…孤立した子分Cに、雄叫びと共に鉄田理都が迫る!
…一回目のタイムで武器交換していた理都、重さも厚みも並の三倍はあろうかという大剣を馬鹿力に任せ振り降ろす!
「オラぁ!」
がぎいぃん!火花を散らし、肉体硬化で受け止める子分C。
「無駄無駄ぁ!」
負けず劣らずの馬鹿力で押し返す。
「ちいぃっ!」

…理都さん…
大歓声に紛れ、聞こえる筈のない影汰の祈り…確かに理都の心に響いた。

余裕な子分Cに対し、理都は再び大上段に構えた。
「いくら馬鹿力だろうが…。」
…ごうっ…馬鹿力だけの素人剣…。
「俺サマの根性ってぇ奴がそんな…。」
「根性は認めてやるさ…。」
ざむっ…子分Cの根性という、無敵の装甲に切っ先が食い込んだ。
「だけど…愛がないね?」
「馬鹿か…テメェ…?」
どすん!一刀両断…(能力者用の試合刀なので錯覚だが)。
「影汰…。」
ふと観客席を仰ぐ理都。
「はいはい、愛の力は偉大…ですねぇ〜(笑)?」
間延びした口調の白壁昴…子分Bの交替だ。

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