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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 135

蹂躙される1−A、キャプテンマネージャー席では、防衛線を崩しにかかる1−B…主に影武者対抗策を練っていた。
「技量や体術は本物に近い…防御力は無いに等しい…か?」
敵味方のダメージ判定から分析する刀機。ボンヤリとモニターを見ていた菜乃花皐月が、ふわふわと微笑みながら刀機に振り返る。
「それに…一度に全部はコントロール出来ないみたいですね〜。」
…ほほう?ボンヤリしている様で…皐月の洞察力にニヤリとする刀機。実際、陣形の二体以外は出鱈目に(今は光樹に)攻撃してくるだけのようだ。

「それはそうと…光樹が孤立している…交替させる訳にも…自力で合流してもらうしかないのだが…。」
「もぅ!あれ程言ったのにぃ?」
「あらあら、まあまあ。」
首を傾げる刀機、頭を掻きむしる華奈美、マイペースな皐月…未来は危険な微笑を浮かべている。
「ケツひっぱたいてやるかぁ…。」
「え?」×3

当の光樹…先程の一騎打ちの勢いはどこへやら…。
「も〜ダメだぁ〜!」
「ほおぁっチゃあ!」×3
防戦一方、ニセ梨花3人前の攻撃を捌いていた自在槍が弾け飛び四散する…。
『くぅおらあ!』

突然、インカムから怒号が響いた。
『言ったよなぁ…負けたらブッ殺すって…(未来)』
『調子乗るからそうなるのよ!馬〜鹿!(華奈美)』
『へーたーれ!へーたーれ!(皐月)』
…あうぅ…みんなが僕をいぢめるよぉ〜…
更に浦島太郎の亀状態でニセ梨花達にボコられる光樹。
『立て光樹!お前の実力…その程度では無い筈だ!』
…刀機さん!…
光樹の瞳に、再び輝きが宿る(きゅぴーん!)。
『思い出せ!あの特訓の日々!』
飴と鞭(もちろん未来の作戦)、刀機のベタベタな声援に闘志を漲らせる光樹。

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