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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 131

1−B前衛…血気盛んな、おろち子分Aが反撃に転じる。砂嵐の中、撃ちまくる理都を視認…たたたんっ!89式ライフルを連発で派手に撃ち返すが…軽快な連射が途切れる…じゃりっ…。
「銃に砂が詰まって…畜生?」
攻め込ませながら消耗させる…作戦通りだ。
「たりゃあっ!」
「ぐおぇ…?」
浮き足だった子分Aに試合用の銃剣で斬りつける理都…クリティカルヒットの判定…。
『理都!突出するな!次が来るぞ!』
インコムを通して刀機が叫ぶ。
『ちったあ考えるじゃないさ?』
不敵に笑うおろち。

おろちは指示を出し、子分の中で『身体硬化』の能力がある鉄砲玉が砂塵に飛び込んで突破口を開けにかかる。
「くっ!……」
理都のショットガンの弾を弾きながら砂塵を突破する鉄砲玉……その鉄砲玉を止めようと、美夏が重量増加を仕掛ける。
「くおぅらぁー!……ナメとんじゃねえぞぉー!!……」
お上品とは程遠い言葉を吐いた『筋力強化』の能力の子分Bと先ほどの子分Aの2人が鉄砲玉を盾にするように押して突破を図る。
「なんのっ!……」
横から京平が影を踏み動きを止めると、光樹が具現化した投網で3人を絡め取る。
そこに流の水弾、理都と美夏のショットガンが降り注いだのだ。
「やるじゃないかい……タイムッ!」
まだ余裕の笑みを浮かべるおろちは、出鼻を挫かれ浮き足立った味方を落ち着かせる為にタイムを取ったのだ。


…1−B控え室…現状としてダメージこそ大きいが、子分ABCが威梨花と辻浦ひかりを突入させる…ドッペルゲンガーと影武者の大群を送り込む…為の突破口を開いてくれた。
「1−Aの連中は上手い事、罠の中に誘い込んで消耗させたつもりでいるが…お前らの活躍で罠ごとブチ壊す算段がついた!」
流石に重症のAは嬉舞羅鷹獅と交替だ…コレだけやらレて物ハ言い様だナ、将たル素質はありカ…梨花はおろちの指導力に正直、感心していた。設定もはっきりしない脇役を十二分に活用している…それを認めぬ鎹保が控え室を抜け出した。

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