香港国際学園〜第二部〜 14
その頃光樹はというと
「ここはどこ?俺は光樹…のはず」
薄暗い部屋にいた
「たしかあのあとまた転んで消火栓に突っ込んで…」
クルッとまわって今の部屋
「出口は…」
周りを見渡した時だった
『パンパカパ〜ンパンパンパ、パンパカパ〜ン!!ドンドンドンドンパフパフパフパフ〜!!』
爆音紛いのファンファーレが鳴り響き部屋の中心に一人の少年が現れた
『ハァ〜イ、素敵に無敵華麗に美麗の大天才倶利伽羅みこと様登場!!ホログラムだけどね!!』
ビシィ!!とポーズを決める
「あ、あの…」
『おおっと!!この映像は録画なので君のツッコミなんかには反応出来ないからヨロシク!!』
そう言うと赤い箱と青い箱が飛び出した
『この部屋を見つけたラッキーボーイの君にプレゼント!!今この学園が平和だったら赤い箱、争いが起きてどうしても力が必要なら青い箱を開けてくれ!!』
そう言うとビシッと光樹を指差した