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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 128


当時の校長は融通の利く人物ではなく、グループごと鑑別所送り…留年が確定していた…。
「また…あんな思いしてぇのか?」
「す…すんません鷹獅アニィ…」
子分達は真剣な面立ちで念入りに武器を点検する。
…おろちはそれを確かめた後、梨華に向き直り握手を求める。隙があれば『束になって』かかってこい、という今泉ジェロニモの教育方針は、バラバラだった1−Bに奇妙な連帯感をもたらしていた。対抗戦優勝…という利害の一致程度の信頼関係だったが、元々戦闘能力の高い1−Bの士気は十分だった。

日頃、おろちグループを良く思っていない(ロクに口も聞かない)梨花…。挑発的な今泉に単身挑んだ事もあったが、全く刃が立たなかった。一人の力は無力だと痛感していたが…不貞な輩と素直に手を結ぶのは気が引けた。
「悪党どモと馴れアう気はなイが…?」
「…『一時』休戦といった筈だよ…?」
おろちもまた、心底打ち解けてはいない。『一時』という部分を強調した。
「まあまあ?良い子さんと悪い子さんが仲良しなんて…素敵なクラスですわ?」
ぎりぎり(怪力)…にこにこふわふわ満面の笑顔で二人の手を取る今泉。

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