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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 123

「…ありがとな、お陰で頑張れそうだよ」
未だモジモジしながらも理都をまっすぐ見る影汰に、はにかんだ笑顔でそう言うと
「さって、そろそろ戻らねぇと皆心配するな!影汰、戻るぞ!!」
「あ…はいっ!」


「えーたん(辺里影汰)と、てっすぃー(鉄田理都)きたよ〜」
「…やれやれたぜ…。」
丈次にぶら下がった有田美夏が無駄にはしゃぐ…つーかこの二人もカップルか…?
「ラヴですわね?」
「あ…そうだね…?」
寄り添う未来に戸惑う光樹。その視線の先には影汰と理都を叱る、刀機真奈美の姿があった…。
「光樹…?」
…あなたの一番になれないのは承知してます…でも、この時が少しでも…。
光樹の腕を痛い程に抱き締める未来。
「あ…未来ちゃん?どうしたの?」
「…頑張ってね光樹…?」


「ああ!僕も…頼りにさせてもらうから…。」
愛する男の信頼の言葉に対しても、どこか哀しげな、曇った笑顔しか作れない未来に唇を寄せる光樹だったが…。
「英雄色を好むって?どいつもこいつも…余裕だなあ光樹?」
水嶋流が二人引き離す様に茶化した。そして光樹に耳打ちする。
「そんな『とりあえず』の愛情ごっこで…未来ちゃんは納得するのか?」
控室出入り口で理人が集合を掛けている。
「あ…今いきまーす…結果出せよ!そのほうが彼女だけじゃなく、みんなが笑顔になれる…だろ?」

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