PiPi's World 投稿小説

香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 113
 115
の最後へ

香港国際学園〜第二部〜 115

終始無言で練習を見る理人。
場の雰囲気は真っ暗な状態で、練習しても無駄だと判断した刀機が理人に話し、結局この日の練習はすぐにお開きとなった。


ある程度の自主練をするようクラスメイトに伝えてから刀機はマネージャー3人を部屋に呼んで作戦会議をすることにした。
「さて、例の雑誌の記事で皆の士気も高まっているが、いかんせんこの前のスパイの件もあるからこちらもなんらかの対応をしなくてはいけないのだが…」
「そのことなんですけど…」
そう言って未来はノートパソコンに入力されたデータを見せる。そこには今度の初戦のB組のスタメンが出ていた。
「これは…スタメンは試合開始まで秘密のはず…」

「B組の対抗戦マネージャーの一人が私の従兄弟なんですの。そこで彼に事情を説明してデータを戴いたのですわ」
「偽の情報って事はないの?」
華奈美が尋ね、皐月も心配な表情を浮かべる。
「それはないですわ。今日四郎は私に従順ですし、もしそのようなことをした場合には…フフフ…」
なにやら別人格の片鱗が見え隠れした為二人はあわてて納得してパソコンの画面を見る。
「…ふむ、やはり威梨花は出るか…それとこの前のマスク男を連れ戻しに来た辻浦ひかり…彼女も厄介だな…威梨花の影武者作られたら更に人数的に厳しくなる」

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す