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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 107

辻浦と呼ばれた女生徒は保をあからさまに見下す。
「変装だの女装だの…素顔で勝負できない奴って…」
安っぽいプライドを振り絞り何とか弁解しようと唇をもごもごさせる保…それとは反対に、正々堂々、辻浦に詰め寄る影汰。
「女装趣味のどこが悪い?僕は男です!」
その場にいた全員、突然のカミングアウトに戸惑いながらも、ある意味『男だ』と納得してしまう(笑)。
「男ついでに…女の子の前では…隠すとこ隠した方が…つまりその…タオルの下から立派な『亀さん』が…」
ばつが悪そうに顔を赤らめる辻浦。


「へ?」
思わず口から変な声をもらし、あわてて亀さんを隠す。こんななか影汰のかわいさに人知れず萌えている妄想番長。
「…ごめん。要するに『正々堂々勝負できないようなヤツ』って言いたかったんだよ。その点あなたは堂々としてる。さっきのは取り消すよ」
いいながら微笑む辻浦と顔を赤くして微笑み返す影汰。

「どこいくんだよ」
この隙に脱出しようとしていた保を陣が押さえ込み、美夏が重力をかける。

それでも根性で逃げ出そうと這いずる保に1−Aの全員が取り押さえにかかり、会議室は大混乱となった。
『むってぃ〜アフロ絡まった〜!(美夏)』
『どこじゃぁ?この全身皮かむり野郎がぁ!(未来)』
『捕ったぞおぉ〜!(光樹)』
数分後…光樹がニセ影汰に馬乗りでガッツポーズを取っていた。
「…放せ!私は…ああっ?やめいっ!」
暴れるニセ影汰をセクハラ処刑…ぷにぷに。
「黙れ!第一こんな巨乳の影汰がいてたまるか!」
べりっ!…化けの皮を剥がされたその素顔は…。

「…刀機さん…?」

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