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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 11

「まぁ、おまえが一番変わったけどな…」理人は、五年前は見上げて話していた人物を、今は見下ろしている事実を妙に滑稽に感じていた。
「まぁ、この体になったのは自業自得と言えなくもないからな…」
そんな物思いにふけっている二人に、ドタバタと近付いてくる人影があった…
「たたたたた…立立立…たちばなばな…理人ぉぉ〜〜」
まだ随分と離れている筈だが、声は耳元で話されているように聴覚を突き抜けた…


「…ん?音無?」
「三年生のようだな…」

声が聞こえ始めてから数十秒、ようやく目の前に来た。
「立花理人先生ですね、初めまして私は音無太郎と申します。
五年前の事件について語り合いたいのですが、これから私闘が始まりますので、私どもの中継の解説をお願いしたいのですが。」
と既に舞台は用務員達により整えられており、周りには既に観客が入っていた。
「いつの間に、こうなっているんだ。」
理人達はその素早さに驚くより呆気にとられていた。
理人は生徒を観客席に移らせ、自らは渋々解説席に座った。

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