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セックス女子高の支配者
官能リレー小説 - 学園物

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セックス女子高の支配者 4

途端に女の子の顔がとろんとなる。
「ずっとお慕いしていました……」
「いや、初対面でしょ」
俺はそう言いながらも理解していた。
目の前の女の子も理事長たちと同じだ。何かしらの形で関係があり、俺の存在を漕がれていたのだろう。
総て親父のお陰であるということに、ちりっと怒りを感じる。
「そ、そうでしたね。私の名は佐伯美加です。図書委員をしています。学生寮に住んでいます。」
「ああ。そうなんだ。」
「就寝時間までは自由行動ですから、ここで本を読んでいました。」
俺より年下でおとなしそうな人だと俺は思った。

「さあ、自己紹介も終わりましたし、セックスしましょう!」
「ああ…うん、セックスね。
 ……セックス!?」
危うく頷きそうに成ったが、何を言い出すんだこの子は。
「お母様が昔から言ってました。
 三上家の男子のモノは最高だと、女として生まれたのなら一度は味わって置けと。
 なので、さあ!」
そう言うと、美加と名乗った少女は両腕を差し出し、ゆっくりと近づいて来た。
あー、これは確実に親父の影響だ。
この子の母親は確実に親父の愛人だったんだな。
って事は、もしかしたらこの子は俺の妹の可能性もあるのか?
いきなり性行為を求めて来た少女に、俺はどうすべきか対応に迷ってしまった。
彼女は紛れもない美少女だ。
艶やかな黒髪にぱっちりとした瞳。
幼い顔に合わないボディラインは、これでもかというほどに自己主張している。
それでも、もやもやを抱える俺は色々悩んでしまう。
「ご安心下さい、私は三上勝也の血は引いていません」
「へ?」
いきなり出てきた親父の名前に、俺は驚く。
「学生時代、学園同士の交流会でお母様と三上勝也は出会ったそうです。そして、その際にむらっときた彼は当時高嶺の花と言われて誰も出だししなかったお母様を襲ってしまったというのです」
「……おいおい、マジかよ」
唖然とする俺の前で、美加はうっとりとした顔で語っている。
「はい、そしてお母様は生憎、婚約者がいたため付き合うことにはなりませんでしたが、それから半年間の逢瀬は今でも忘れられない、と語っております」
「お、おう」
「あ、ご安心下さい。私の両親の仲は決して悪くはありませんので」

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