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転校生
官能リレー小説 - 学園物

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転校生 8

「ここの主役は女子だから、アピールは控えめがいいよ。そうだ、手伝ってあげる。一応ステージだから、新入生に顔を売るチャンスだしね」
いい子だと思ったら、ちゃんと自分のことも考えていて、つくづく芸能人だと思う。
僕の芸はうけなくていいと考えると、ちょっと安心だ。
新入生もいいけど、キャリアの長い先生と知り合える機会も欲しい。
熟女とのセックスも魅惑的だけど、歳相応の権力も魅力だから、仲良くしておいて損はない。
 僕と冴子さんは、明日のことを話しながら、手をつないだまま、塀に沿って歩いていた。

 そして、木が植わっている金網部分に差し掛かったら、冴子さんは何か思い出したように立ち止まった。

「今度出るドラマで、夜、こんな感じの木の近くで、キスするシーンがあるんだ」


「ねぇ?キスの練習相手になってほしいな?」
僕の返答を待たずに冴子さんに口にキスをされてしまった。
「う、んん。」
そして、キスのあと、
「さっきから私のお尻触ってるよ。」
「ごめん。」
「謝らなくていいよ。今度時間ができたら、その、セックスしようね。」
「うん」

 自分でも驚くほど、動揺とかはしないで、さらりとそう答えた。
 さっき真理さんとセックスしたこと、今、冴子さんとキスしたりしたことが、そうさせているんだろう。
 冴子さんはちらっと時計を見た。

「もうこんな時間なんだ…ちょっと事務所と連絡を取る時間なんだ。またね」

 そういうと冴子さんは、もう一回軽くキスをして、もと来た道を戻って行った。

「またね」

 僕はそう言って見送った。とは言っても、戻る方向は途中までは同じなので、僕は冴子さんの少し後を歩き、真理さんの部屋…自分の部屋に戻った。

「おかえり」
「ただいま」


「ねえ、お風呂行く?」
ドキッとした。
「ふふ。冗談よ。私はもうさっき入ってきたから。」
「ああ。僕たちが散歩をしていた時ですね。」
「今なら空いてるから入ってきなさい。」
「はーい。そうしまーす。」
風呂場に行くと宮田先生とばったり会った。
「あっ。宮田先生も寮暮らしですか?」
「違うわ。ときどき泊まりに来るだけ。
ここのおフロ、温泉みたいに大きいから。ねえ、良かったら一緒に入らない?」

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