PiPi's World 投稿小説

転校生
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 36
 38
の最後へ

転校生 38

 もちろん、ルール通りに僕も海パンに着がえることは忘れていない。僕は部屋付属のトイレに入って着がえた。海パン一枚になって歩くのも何か不思議な感じもして、バスタオルを首に掛けた。そして「ちょっとクラスメートに連絡してくる」のようなことを言って部屋を出た。
 優子の部屋のメンバーは同じクラスメートなので名前も顔も知っている。僕は扉をノックした。
 「はい?」
 「上田だけど、入ってもいい?」
 「うん!もう着がえ終わったよ」

 僕はドアを開けた。
 うーん、かなりな水着だ。授業とは全然違う…
 紐に近いようなビキニを、三人は色違いで着ていた。
 「すごい水着だね。ええ、優子も、奥間さんも柿崎さんも」
 「私たちも名前で呼んでよ。優子だけずるい」
 「ええと、じゃあ、真奈、と、由佳」
三人はビキニの上はバンドゥフリルでボトムは色違いハイレグでハーフバックというきわどさだ。
そういえば、臨海学校の一週間ぐらい前から家庭科室とかに集まってたから、水着の一部は手作りかもしれない。
「もしかして下は手作り?」
「よく分かったね」
「下だけ黒ってのは、やっぱり透けない為?」
「それもありますけど、黒のほうがお尻が小さく見えるって」
「ムダ毛も処理してる。流石だね」
「やだぁ」
「ごめんごめん、三人平等に触らないとね」
いくら女子校でもハイレグやTバックを堂々と通販で買うにも抵抗があったらしく、材料だけ買って型紙から作ったと思われる。体育の水泳のときとは違う。水泳部だけは、臨海学校でも競泳用水着との伝統があるそうだ。
僕はチェックするふりをしてしゃがんで彼女達の股間やヒップをガン見した挙句、お尻を触ると優子が怒らずに笑ってるので真奈と由佳もおふざけとして受け入れてくれた。
でも、胸を隠す部分が多くてフリルでシルエットがわかりにくく、嫌な流行だと一瞬思った。
バストが大きければ谷間は少ししか見えなくともきちんと胸は膨らんでいて、動くとフリルごと揺れるのでエロいと言えばエロい。
「胸も大したもんだ」
「もしかして、まだお触りするの?」
「むしろ離れた位置から見てみたい。砂浜を走ってオッパイ揺らしてくれると嬉しいな」
「なんだかイメージDVDみたい」
他愛のない会話をしつつも、優子が巨乳だと分かって早くも得した気分だ。
 「海行こうよ」
 優子の声に、僕たち四人は部屋を出た。
 ちょっとの林を抜けると、砂浜!
 「わあーっ」
 「広い!」
 真奈と由佳は我先にと海を目指して走った。
 「待って、準備体操しよう」
 生徒会本部役員予定者としては、無謀な行動は止めないといけない。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す