転校生 4
「アイドルですか?!」
「そう。ほしなさえ、って知ってる?」
「はい、もちろん」
ほしなさえ、なら、それほどアイドルに詳しくない僕でも知っている。
「彼女、本名、佐藤冴子、って言って、この学校にいるんだよ…普段だと、ちょっと男性のアイドル仲間と話しただけですぐに写真撮られちゃうから、ここに男子が来るのなら、落ち着いて話せるかも、って言ってた」
一通り部屋を回ったあと・・。
新藤真理の部屋
僕は迷ったあげく、真理さんとの相部屋に決めた。理由は小さいころにいっしょに遊んだ女子と顔が似ていたからだ。
「要望があれば他の部屋に移ることもできるわ。さてと、それじゃあ、歓迎の印にセックスしてあげる。
知ってるのよ。さっきから我慢してたんでしょ?」
「えぇ…はぁ…」
明確に答えられないうちに真理さんはするすると制服のブラウスやスカートを脱いでいって、下着姿になった。
想像以上に、大きい胸だ。
ここで“何カップなんですか?”なんて聞いたら、やっぱりまずいだろうな。
その状態で、真理さんは僕の前に立ち、僕を抱き寄せて、唇を合わせた。
「あ、あの…」
「上田君、遠慮しないで、脱いだら」
「さっきは七海先生に誘惑しちゃダメとか言ってたのに。」
「ふふ。じゃあ、今度見かけても助けてあげないからね。」
「それは・・。あの、もし生徒会に入ったら僕は何をすればいいんですか?」
「そうね。夜の見回りとか文化祭や体育祭の手伝いをしてもらうわ。」
「他には?」
「あとは、他の部活とか、委員会とか、他校との打ち合わせに、まずは同席してもらうわ」
「忙しそうですね」
「でも楽しいよ」
「あと、生徒会に入ると特典がある、って宮田先生に聞いたのですが…」
真理さんは少し考えるようなしぐさをした。
「いくつかあるけど、まずは、さっきの打ち合わせとかで、たくさんの人と友達になる機会があること、そして、君の場合は、セックスの機会も」
真理さんは、そう言って、パンティで隠している部分を、指でちらっとめくって見せた。