転校生 26
理事長室でのことは、聞かれなかった。
逆に聞かれても、何と応えていいか判らなかった。
軽い沈黙がちょっと続く。
「お弁当、おいしいです」
「喜んでくれてうれしい。毎日でも作るよ…でも、他に作りたい人もいるかな」
「ねぇ、明日2人で私の実家に行かない?」
「え?宮田先生の実家にですか?」
「お父さんが早くいい男を見つけて結婚しろってうるさいのよ。実家にいる間だけでいいから、私の彼氏のフリをしてほしいの。」
少し考えたけど、特に用事もないから引き受けることにした。
宮田先生の実家は電車で3時間はかかる場所にあるみたいだ。
「ありがとう!じゃあ、前にも言ったと思うけど、2人きりの時はさゆりって呼んでね。」
その夜、七海さんの部屋に行くとすでに布団が敷いてあった。
「やる気満々ですね。」
「そうよ。あなたとやるのずっと待ってたのよ。でも、大丈夫?昨日も誰かとしたんでしょ?」
「平気です。僕、まだ若いですから。」
「ならたくさん愛し合いましょう。」
「七海さんは結婚してるんですか?」
「独身よ。」
「こんなに美人で優しいなのに?」
「付き合った人は何人かいるけど。長続きしなくて。出会いも少ないし。」
七海さんを抱きながらおっぱいをゆっくり揉みほぐす。
七海さんも、その行動に応えるように僕の頭を自分のおっぱいに押し付ける。
「もったいない。僕なら独占しちゃうのに。」
「あぁ、はぁあん・・大丈夫?苦しくない?」
「おっぱいの中に埋もれたまま死ぬなら本望です。」
「それはだめよ。みんな悲しむわ。」
「冗談ですよ。」
七海さんの服の中に手を入れ体を触る。