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転校生
官能リレー小説 - 学園物

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転校生 11

「私立で裕福な家庭の子が中心だから体育でも元気の良さはいらないの。男の子にすれば物足りないけど、ドッジボールだからって思い切り投げてぶつけるのはご法度よ。
後、特にいい家柄のお嬢様をぶっちぎりで追い越したりするのも良くないわ。そもそも、スポーツなんて頑張る必要ないの。部活も他の学校に比べたら仲良しグループみたいなものだから。本気でやりたい人はクラブチームにでも入ればいいのよ。
教師ですら、怒鳴ったりみんなの前で恥をかかせたり、もし怪我でもさせてしまったら大事になるわ。マナーや相手のメンツを優先するのがここでの見えない決まり」
「なんとなく…分かります」
「そうそう、体育でも薙刀の授業はやりがいあるんじゃない?男の子は経験ないはずだから新鮮だし、先生も古風な美人さんよ」
「へえ、寮生以外の人は?」
「お嬢様って事はプライドも高いの。だから、不細工だったり胸がペタンコでも直接言っちゃダメ。本人も気にしてたら…夏休みとかに美容整形する子もいるくらい。
寄付も学園運営には重要だから、いちいち髪型とか下着とかメイクにうるさい決まりはないの。変でもからかうのは失礼よ」
「スポーツ校じゃないんだから、やっぱり女の子は綺麗で上品じゃないと。下着は白だけなんて、漫画でもないですね。急に綺麗になった子にいきなり親しげにしたら、第一印象は顔やボディだけって本音がばれちゃうな。その辺は、距離感が大事だな」
「色黒で男の子っぽい子には口説かないほうがいいわよ。自分が女性なのが嫌で、同性が好きっぽいから。レズは嫉妬深いとかって」
「はい」
 先生がシャワーで流し終えると、僕は立ち上がって脱衣所に向かう。すると、先生が僕をバスタオルで拭いてくれたので部屋着を着る。
「先生、下着のままでいいんですか?」
「校舎じゃないからね。この方が楽だし。どう?この下着」
 僕の隣を歩く先生は赤に黒いレースをあしらったランジェリー姿で、全裸の時とは違った刺激で大人の女らしく見える。
 「先生…すごく…素敵です…」

 それで、僕は、どうしようか…
 穿いてきたトランクスを、穿こうとした。

 「このタオル、巻く、でもいいよ。この寮では、割と、タオル巻いてお風呂から部屋に戻る子は、いる」

 そう言われて、僕は、タオルを巻いて、他の服は持って、先生についていった。

 先生は、入口に
「     」
「     」
 という表示になっているところで立ち止まった。

「ここは空き部屋」
先生は僕の手を握って空き部屋の中に入った。
部屋の中は小さくてベットが1つおいてあるだけだった。
「どうして、ここの部屋は空き部屋なんですか?」
「私にもわからないわ。ただ、昔からここの部屋だけは誰も使わないようにしているみたい。」
 先生は部屋の電気をつけて、鍵をかけた。電気は常夜灯だった。
 そして先生は、再び下着を取って、ベッドに仰向けになった。

 「来て」

 僕は、まず、バスタオルを外した。
 それで、僕は、どうしたら、いいんだろう?いきなり、先生に、覆い被さるのか?
 はじめてのセックスは、相手任せだったから、いざこうなると、わからない。

 「あの…」 

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