PiPi's World 投稿小説

風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 773
 775
の最後へ

風紀委員Girls! 775

まあ大したトークは期待してないけど、その真剣さに応えてやらないといけないかな。
美菜子は仕方ないな、というように微笑む。

「いいわよ。本当に少しでいいならね」
「はい!」
立ち話も何だから、近くのファミレスに入って話を続けることにした。

「梶田くん…だったはよね?…」
美菜子は目の前の少年の名前すらよく覚えてはいなかった。

「あっはい。梶田脩…“脩”って呼んでくれて構いません…」
「それじゃあ“脩くん”って呼ばせて貰う…私のことは“美菜子”でいいよ…」
「うわぁ感激だなぁ、でもやっぱ俺も“美菜子さん”って呼ばせて貰いますよ…」

「私なんかが気になるなんて、脩くんもモノ好きだね」
「いえ…俺は美菜子さんが一番…」
ドリンクバーを注文して飲み物を取りに行こうとすると脩が立ち上がり2人分のジュースを持ってくる。

「ありがと、わざわざ」
「男として当たり前でしょう」
「そうなの?」

「もちろんですよ…女子の為に精一杯尽くすってことは、先輩たちから教わっていますから…」
いかにも青海の男子が言いそうなことね…

「精一杯って…何に関しても?…」
美菜子の頭に浮かんだのはもちろんセックスのことだ…
だけどそんなことは悟られないように、何気ない顔でジュースを啜る…

「もちろんです」
脩はきっぱり言い放つ。知ってて言ってることだろうか?美菜子は考えた。

ふと窓の外を見た。
舞、真里奈、彩の3人がちょうど通りかかったところだった。
幸いこちらには気づいておらず、美菜子はその後ろ姿を目で追うだけにした。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す