PiPi's World 投稿小説

風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 642
 644
の最後へ

風紀委員Girls! 644

朦朧とした意識の中で、碧は思わずPC画面を見てしまう…
そこはスクリーンセーバーの画面が揺れているだけで、小川航平の姿を見ることは出来無かった…

意識が戻った時、横で祐樹は寝息を立てていた…
どのくらい経ってしまったんだろう?…
碧は鼻に着く精液の臭いに顔を歪めながら、祐樹の頭をそっと撫でる…

立派なモノを持ってはいるけど、普段はこんなに可愛い少年なんだ。
婚約者がいながら祐樹と交際するのは決して許されることじゃないけど。
こんなに愛おしい彼をどこまで、いつまで愛せるか、碧は考えていた。


…碧との愛を育み、仕事もこなす日々。
翌日、祐樹は久々のオフをもらうことができた。
…正式には、碧がオフにさせたといってもいいのだが。

休日を利用して祐樹が会いに行ったのは、今でも自分を親友として見てくれる中山剛と加賀谷誠である。
…同時に、お互いの相談も兼ねて。

「よう、お嬢様の護衛はうまくやってるのかね」
「見りゃわかるだろ」
「よかったなぁ、いいとこに拾ってもらえて」

軽口を飛ばしあえる仲だ。
かつては同じ青海の寮で寝食を共にし、生徒会幹部としてしのぎを削りあった。

ファミレスの窓際の一角を陣取り、ドリンク片手に話は尽きない。

「剛が言ってたが、誠にも女が出来たのか」
「馬鹿、まだそこまで行ってねぇんだ」
「一応口説くことは出来たらしいよ」
「へぇ…やるじゃん」

「でもな…そこからどうしていいかだな…」
「誠、彼女の写真見せてくれ」
誠が祐樹にスマホの画面を見せる。

「…うえー…この子は…」
背は高くないが、勝ち気な表情。
何よりその綺麗なブロンドと、碧い瞳には見覚えがある。

アリシア・シャーロット。
祐樹がかつてコテンパンにやられた、清美の幹部の一人だった。

「誠にはもったいない女だろ?…だからこそ上手くいって欲しいんだけどな…」
剛がしみじみと言う…

確かに俺ら三人の中で童貞は誠だけだしな…
相手がとびっきりのいい女で、それでもってめちゃくちゃ腕力のある女だということは置いといたとしたならば…それゃあ俺だって誠を応援したいところだけどね…;

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す