風紀委員Girls! 429
舞の無防備な姿、その先に見えるものを凝視しながら、旬は己の残りの白濁の塊を扱いて吐き出した。
「…こんなに目ぇ覚まさないものなのかよ」
旬は後始末しながら、ぐったりした舞を見て呟く。
「…ごめんな、舞」
自分のブツも大きかったのだろう、それをこの小さな身体で受け止め、しかも激しく何度も何度も…旬は舞に囁き頭を撫でる。
「おっ、と…」
旬の持っていた携帯が鳴る。
「誰だ…えっ」
画面に表示された名前…『戸松美菜子』
な、何でコイツが俺の携帯知ってんだぁ?…
旬は困惑し、出るか出まいか迷ってしまう…
「んぅう〜ん…誰ぇ?…」
携帯の音がうるさかったのか、舞のやっとのお目覚めだ。
「コイツ…舞の友達だろ?」
旬は携帯の画面を舞に向けて掲げて見せた。
「あ、美菜だぁ♪」
舞は旬の携帯を奪って電話に出る。
「美菜ぁ〜」
「うえっ舞!?なーんだー滝谷と一緒だったのか」
「そうだよぉ、えへへ」
「…舞、なんか変なもんでも食べた?いつもとキャラ違くない?」
「そっかなぁ〜?そうでもないよぉ〜」
舞は携帯を握りながら、うっとりとした眼で旬の裸を見つめた…
「何甘い声出してんだぁよ;…滝谷とヘンなことしてたって訳ぇ?…」
ドキッ;…
やっぱ美菜子は鋭いよぉ;
「もぉ〜美菜はヘンなことばっかし言ってぇぇ…、それよか用は何か?…これ旬の携帯だぁよ。」
「…舞がいたら聞けないじゃん」
「どういうことよそれ!」
呆れる美菜子に舞は不服そうに言う。
「舞さぁ、滝谷とうまくいってない風に見えて、悩んでるんじゃないかって思ったからさ」
「美菜…」
隠していても、美菜子には何でもわかっちゃうんだな…舞は思った。