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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 180

…あっ
もしかしてノブアキの罰って、まさか…

…いや、もうそれは考えたくない。
舞は首をブンブン横に振った。

「ああああ〜!んんん〜っ!!」
碧が身体をガクンと震わせ、ノブアキの胸の中に倒れそうになる。
それを寸前で、彩未が受け止めた。

碧の意識が飛んだんだと直に分かった。
ちらっと天井を見上げてしまう。
碧も私みたいに、高い所から自分の姿を見下ろしていたりして…;
舞は1人、ニヤついてしまう…

「どうしたの?何かいいことあった?」
静香が不思議そうに見詰めていた。

「あ…いや、別に?」
にやけ顏を見られたら恥ずかしいな…

「ところで、これ、舞ちゃんのでした?」
静香が下着を手渡す。
「あ、ごめん…急いでて着けてなくて…ありがとう」

舞はその場で下着をつけて静香に言う。
「もう帰ろうと思ってるんだけど…」
「えっ?暗いですし、運転手の方も今日はもう…お泊まりになった方が良いかと…」
「うーん…今日はそんな気にならないんだ」
「そうですか…今日は本当にありがとうございました」
「ううん、こちらこそ。彩未はよろしく…」
「はい!」
そう言って、静香と別れた。

だいぶ時間はかかったけど、旬は文句ひとつ言わず待っていた。
そして舞は旬と、月明かりの下、2人で屋敷を出たのだった。

見慣れた街まで出ると、コンビニや居酒屋の看板光が眩しかった。
影ができる程輝いていた月は、見上げないとその存在すら忘れてしまう輝きは打ち消されていた。

舞は急に現実に引き戻された気分になる…
あの庭での旬との初体験…
それさえも夢の出来事のような気さえしてしまう…

それでも、今でも残る膣内の小さな違和感が、あれはちゃんとした現実だったと物語っていた…

旬と別れ、自宅までに道を一人で歩く。
『暗いから送ってやるよ』って心配してくれたけど。

その途中だった。
「…なんだあれ」
ホームセンターの駐車場。
なんか異様に明るい、というか眩しい。

もう店は閉店してるはず。
だとしたらいったいなんなのか。
気になって明かりの先を見ると、いくつかの人影を確認できた。
その中には…

「(えっ?彩花…可憐も…)」
同じ生徒会、風紀委員メンバーの2人。
そしてその周りに数台のバイクと男たち。

「(ちょ、男に…なんかたくさん囲まれてるし!いったい何なの!?)」
目の前の光景に舞は戸惑いを隠せない。

「(で、でも、2人とも、困ってるんじゃ、助けなきゃ…)」
そう思って、2人のいる先に駆け出そうとした…

―しかし、数歩進んだところで頭に鈍い衝撃を受け、舞の意識はそこからしばらく途切れた―

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