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SEX学院
官能リレー小説 - 学園物

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SEX学院 2

一樹は気になって仕方なく唯に尋ねようとすると、唯の携帯が鳴りだした。
「...何か用、早希?......うん、わかった。すぐ行く」
どうやら唯の友達みたいだ。唯は携帯を切り、一樹の方に顔を向け、
「ごめん、私ちょっと用ができちゃったからもう行くね」
「あっ、はい。...じゃあこれで......」
「ちょっと待って...」
一樹が立ち去ろうと唯が呼びとめ、一樹の頬に軽くキスをする。一樹は当惑してそこに立ち止まってしまう。そんな一樹に唯は小悪魔のような笑顔を向け、学院の方へと颯爽と駆けていった。




一樹も自分のクラスに戻ろうと学舎に向かう。
一樹のクラスは1年A組だ。クラスに入ると、一樹と同じ試験合格者達がすでに十数人いた。合格者の面々を見てみると、男子だけでなく女子も数人いた。その事実にほっと息をつく。
(...まあ、とりあえずは男子だけのむさ苦しい高校生活でなくて安心だぜ......)
そして、一樹はひとまず黒板に記された自分の席につく。




一樹の席は窓際だった。一緒に受験した友人はみんな不合格になったので、一樹は話し相手もおらずただなんとなく外の風景を眺めていた。国が支援しているだけあってここの設備は凄かった。体育館やジム、プールがあるだけでなく病院、ゲームセンター、映画館と様々な施設が整っていた。一樹が唖然としていると横から一樹を呼ぶ声がした。
「もしかして...葛葉君?......」

声のした方に顔を向けて一樹は驚いた。
「...あれ?...冨岡...か?」
「うん、名前覚えててくれたんだ?葛葉君」
声の主は同じ中学だった冨岡舞だった。
「...まあ、冨岡って中学の時頭凄いよかったからな...。海浜中学の奴だったら誰でも知ってるよ」
「...そっか。......これからもよろしくね、葛葉君」
「あっ、あぁ」
舞のあどけない笑顔に一樹はつい照れてしまう。
「......でも、なんで冨岡がこの学院に入学したんだ?冨岡なら県内一難関の饗応に行くと思ってたのに...」
「......そ、それは...」
舞が答えようとすると教室の扉が開き、担任が入ってきた。
「よし。ホームルーム始めるから席に着け!」
舞は"また後でね"と言い残し席に着く。


「まずは新入生のみんな、当学院への入学おめでとう!私は担任の橘千明だ。...えー、当学院はみんなも知っての通りSEXを専門とした特殊な学校だ。まず、君達入学生には今日から1か月以内にパートナーを見つけて貰いたい」
入学生は担任のいきなりのパートナー探しに驚嘆したり困惑する。一樹も動揺していた。
(...な、何なんだいきなり......変な学校なのは分かってたけど......でも、パートナーが見つかればヤリたい放題か...最高だぜ...)
「............者は退学になるので注意すること。...では、男女ともいいパートナーに巡り逢えることを祈ってる。話は以上だ」
担任は入学生を残し職員室に戻る。

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