君の人生、変えてあげる。 461
「んっ…」
陽菜さんは抵抗することもなく、僕の背中にしがみつくように腕を回し、受け入れてくれた。
唇が触れ合い、重なり、そのまま…
「はぁ…」
「いきなりごめんなさい」
「いえ…私、幸せです…」
陽菜さんは俯いて、ブラウスのボタンを外していった。
「もっと、拓真さんを、感じたい、です…迷惑じゃなければ」
「迷惑だなんてそんな」
僕も、借りた寝間着の上半身を取っていった。
目の前の陽菜さんはもうブラジャーまで取っていた。薄暗い中でも分かる、形いい胸。
真っ白な肌は薄暗い中でもはっきりと見て取れた。
「陽菜さん」
「拓真さん…」
お互い服を脱いで再び接近する。
抱きしめあい、唇を重ねる。
今度はもっと長く、深く。
キスしながら僕は陽菜さんをゆっくりとベッドの方に誘導して優しく寝かせる。
「私、共学にいたけど、あんまりいい経験ないんです…優しく、してください」
「ああ、もちろんです」
陽菜さん仰向けの体勢でしばらくキスを繰り返したあと、舌を胸へと移動させていく。
「なんか、くすぐったい、です」
陽菜さんはちょっと笑って言う。
その反応に僕は安堵した。
「拓真さんは、あったかいですね」
「よく言われます」
「こんな男の人は初めてかもしれません」
「それなら嬉しいです」
会話で気持ちをほぐして、僕は再び陽菜さんの身体を愛撫する。