君の人生、変えてあげる。 409
「わかった」
僕が頷くと、それまで虚ろな表情だった胡桃ちゃんがぱあっと明るい表情になった。
ベッド脇に置いたカバンの中に、確か例のアレがあったはず…それを取りに行こうといったん胡桃ちゃんの上から離れようと思ったら、胡桃ちゃんお手が僕の手を抑えた。
「そのまま…生で、お願い」
「うん」
僕の頭の中に、胡桃ちゃんとの最初、二回目の茉莉菜ちゃんの家の風呂で、三回目の宿泊研修…はあまりそのときの明確な記憶はないが…のことが駆け巡った。
そして今目の前の胡桃ちゃん。僕は改めて胡桃ちゃんに近づき、ゆっくりとその場所に入っていった。
「あぁ…!!!っ、うぅうっ…!」
胡桃ちゃんが表情を歪ませる。
慌てて僕は動くのを止める。
「大丈夫?」
「ん……うん…ちょっと、たっくんの、この前より、なんか、違って…すごく大きくて硬くて…でも、気持ちいいよ」
やはり、前二回と違って胡桃ちゃんひとりに集中しているからなのかな、と心の中で思った。
「そう言ってくれて、うれしいよ、じゃあ、動くよ」
「うん、来て」
僕はゆっくりと奥へと動き始めた。
胡桃ちゃんは歪めていた顔を少しずつほころばせていった。
部屋の中に僕らが営みを繰り広げている証である乾いた音が響きだす。
胡桃ちゃんの蕩けそうな笑顔が余計に僕を興奮させ、さらに激しい行為を導き出す。
「ああっ!ああっ!たっくん、気持ちいい!」
「胡桃ちゃん、僕も…」
「うああっ、好き!たっくん大好き!ああああっ!」