女神学院 1
「皆さん女神学院への入学、おめでとうございます。我が女神学院はご存じの通り、この世のあらゆる女神のタマゴ達が在籍しています。これからは1人前の女神を目指して日々の学院生活を送って下さい。」
「学院長あいさつでした。次は新一年生挨拶、代表、ミリナ・アンフィニさん。」
「はい。」
「ねぇ、アンフィニって、あのアンフィニ家かしら?」
「ええ。そうみたいよ、あの最強の竜神一族の王家で第一皇女筆頭候補よ」
「……お近づきになろうかしら」
ミリナ・アンフィニ、彼女も女神学院へ入学した新一年生で様々な女神の頂点にたつ最強の竜神族の女神で第一皇女筆頭候補でもある。
そんな女神学院に時を同じくしてまた新たな者がやってきた。
「では女神学院への生徒指導の新任を命じます、鬼神クーガさん」
「お任せ下さい。」
鬼神クーガ、竜神族の守護神四天王の筆頭の鬼神族の王の息子である。ミリナ・アンフィニの護衛役で生徒指導の新任教師としての名目で女神学院へやってきた。
「さてと、ミリナがちゃんとやってるか見に行くか。体育館はこっちか。」
体育館にやってくると入学式が終わり生徒が続々とあらわれるなか、赤く輝く長い髪に緑の瞳に目に悪い位の巨乳でキリキリと歩いてきた。
「あら、クーガ!?何でここに?女子専門の学院よ!いくら私と許嫁だからって!」
「いや、そのさ新任教師で女神学院にやってきた。」
「もしかして父様に命じられたのかしら?」
「お察しが良いことでなによりです。」
「………はぁ、クーガは、その、あたしのこと心配したんですか?」
「はい。私の未来の姫ですからね」
「………な、なな、なななななにを恥ずかしいことを言ってるんですか!」
ミリナはクーガの脇腹に華麗な足蹴りを入れる
「…ぐっはっ!」
「まったく!交の場だと言うことを肝に命じておきなさい!クーガ。」
「……いっ、いやミリナが言わせようとしたんじゃ」
キリッと私をミリナが睨む
「何か言ったかしら?」
「いえ、何もありませんっ」
実は最強竜神族の女神はツンデレで鬼神族王家の息子の許嫁。そんなミリナとクーガが女神学院へやってきた。
そしてクーガには女神学院での目的があった。
それは鬼神族の男が自分しかいないので世継ぎが必要不可欠なためにより良い遺伝子が求められた。そこで許嫁のミリナの父の提案で許嫁のミリナを含めた女神学院の生徒を孕ませることだった。
クーガは始めに許嫁のミリナを孕ませることにした。
ちなみに鬼神族の王家は正妻の他に側室を持つことは許されている。