セックス学校 5
舞はよがっていた。
「あの…木村さん、気持ちいぃです…いつき君、友達に戻ろうか」
えっ?!
「戻る…って、別れる、ってこと?!」
舞はあえぎながら
「いつき君と…あぁ…セックスはするよ。でも…木村さんとか、他の人ともしたい…あぁ…いぃです…だからいつき君も…前田さんとやったら…あぁっ」
木村さんは手を休めずに言った。
「そう。それが、ここの生徒の本分なんだ…周りを見てごらん」
今俺たちはシャワー室の脱衣所の棚の間のようなところにいて視界は開けていないが、木村さんはシャワー室の方へ俺たちを誘った。
透明なガラスの向こうは、何組もの男女が、半分くらいは男女ペアだが、もう半分は3人や4人の組で、一緒にシャワーを浴びたり、洗い合ったり、していた。
「あまり、彼氏とか彼女とか閉鎖的にならないで、みんなで気持ちよくなろう、っていう人の方が多いぞ」
そうして、木村さんは舞を気持ちよくさせているのと反対の手で前田さんの胸に、前田さんは僕の手を取っているのと反対の手で木村さんのペニスに触れた。
その夜、俺は目を覚ますと前田さんが俺を見ていた。
「やっと、起きたのね。ここは女子寮で私の部屋よ。あなた、気絶して倒れて私の部屋に運んだのよ。
今日は泊まっていきなさい。」
「女子寮?!」
俺は飛び起きた。俺はまだ裸だった。
「俺、女子寮にいていいんですか?男子禁制では?」
前田さんは笑った。前田さんも、裸だった。
「この学園なんだから。そんなこと言う人いない。男子寮女子寮が分かれているのも、外向けの説明のためで、実は通路でつながってて行き来は自由よ。舞ちゃんも、木村くんについていって多分今男子寮にいるよ」