魔界カイザー学園ー異種族の誕生へー 3
「いよー!お目覚めか、シャルラ!」
「はっ!ガーラ、他の生徒達はどうしましたの!?」
ガーラはニヤリと笑みを浮かべてシャルラに鎖の繋がれた首輪をつけた。
シャルラからは一日ぶりに鎖からは解放されたが首輪をつけて、ガーラに引っ張られながら歩き出した
「「パシィィィィン!!!」」
ガーラは平手で直立で前を歩きだしたシャルラの白く大きなハリのある桃尻を叩いた。
シャルラは四つん這いに倒れてガーラの手跡が赤く血が滲み出て腫れだしシャルラは激痛に悶える。
「ギャアアアァァァ!いたぁぁぁい!」
「誰が普通に歩けと言ったぁ!四つん這いで犬のように歩け!オレの雌犬になるんだからなぁ!キチンと主人が躾ねぇとなぁ!うらぁ、しっかりと歩けや!!」
ガーラはシャルラの首輪から繋がれた鎖を思いっきり引っ張った。
「い、痛いっ!?や、やめてぇっ!!」
シャルラはあまりの苦痛に抗議するが、ガーラは当然これを無視。
そのまま引きずるようにして校内散歩としゃれ込んだ。
「ヒッ!?」
「が、ガーラ・・・さまっ」
そこでは自分と同じく一糸まとわぬ姿の生徒たちが怯えたように、あるいは恥ずかしがるように身をすくませてガーラを見ていた。
それの意味するところを理解したシャルラは、首輪と鎖のことも忘れて激怒した。
「ガーラ!あ、あなたまさか・・・!」
「ああ、ご明察だ。昨夜おまえが気絶した後、高等部の女はみぃんな食っちまった。
やめてだの何だの言ってうるさかったが、1発ブチ込んだらすぐにおとなしくなってくれたぜ?」
悪びれるどころか、自慢するような口調にシャルラは弾かれるように動いていた。
怒りを通り過ぎて純粋な殺意をまとったシャルラは、その首を絞めてやろうとその手を伸ばす。
しかしそのたおやかな両手はむなしく空を切り、次の瞬間あらぬ方向に引っ張られて地面に倒れ伏す。
地面にたたきつけられた衝撃に苦しむより先にガーラの足が飛んできて、そのやわらかな腹に強烈な一撃がお見舞いされる。
胃の中のものをぶちまけそうな苦痛に耐えながら、それでも消えない殺意のこもった視線を向けると。
視界にはニヤニヤと腹立たしい笑みを浮かべる支配者の顔が飛び込んできた。
「ケケケっ。おもしろいことをしてくれるなぁ、シャルラ。
おまえだけだぜ?1発ブチ込まれた後もオレを殺そうなんてしてくる、命知らずのバカはよぉ?」
(こ、殺すっ!殺してやるっ!コイツは、コイツだけはっ・・・!)
自分を踏みつける足に爪を立てながらガーラをにらみつけるシャルラ。
しかし彼女は気づいていない。その反抗心こそが彼の加虐心をこの上なくあおっているということを。
そしてガーラはシャルラに容赦なく辱めてゆく。
「よし、シャルラこっちへ来い!」
再び鎖を引っ張り出しシャルラを飼い犬の如く連れ行く。
「こっ、これは!イヤ!おやめなさい!イヤよ!」
シャルラが連れて来られたのは全校女子生徒が集まった体育館だった。しかしただの体育館ではない。この施設はガイザー族が創設した学園。
シャルラは教壇の上に両腕と両脚を鎖で縛り上げられていた。さらにシャルラの目の前には発情期を向かえたように飢えたゴブリン軍団が立ちはだかった。