新しい性活 5
そして僕は、タオル一本だけ持った状態で、男子シャワー室を抜けて、風呂のエリアへ急いだ。
風呂は、もう電気がついていた。確かに「男子入浴中/女子入浴中」の札は、横に置かれていた。
僕はソコを勃ち上げたまま、くもりガラスの扉を開けた
「姫野さん!」
「きゃ!」
ええっ?!
僕は、目を伏せた。胸が膨らんでいない、下にも何も生えていない、女の子が、目に飛び込んだのだ!
「…中等部 生徒会本部 書記 沢城 千里さん。ここに来るのは、君の職権なのかな?」
後ろから、姫野さんの声がした。
姫野さんは、まだ元の服装のままだった。
「ああ、雄馬君、ごめんね。説明が足りなかった。お風呂に脱衣室があるから、その前に脱がなくてよかったんだけど」
うぅ…
僕は、タオルで、まずはソコを覆った。
「…ごめんなさい。鍵、本部室から持ち出しました!」
沢城さん、と呼ばれた子は、明るく言った。
(やべ・・・)
僕の全身はみるみるうちに赤く染まっていく。
タオルで隠しはしたものの、確実にこの子にそこを見られたことは間違いなかった。
勃起しているだけに、両手でソコを覆っている姿は、ゴール前でそこを庇うサッカー選手より間抜けに違いなかった。
そんな僕の恥ずかしい姿を、大人であれば見て見ぬふりもするのだろが、目の前の少女は、あまりにも子供だった。
好奇心一杯の眼で、僕の隠した一点を見つめていた。
「男の人の、始めて見るの?」
そんな沢城さんの視線に気付いたのだろう、姫野さんの声が浴室に響いた。
(男の人のって・・・それって僕のチン○のことだよな?・・)
僕はまさかここで、自分のモノが話題の中心になるとは思ってもいなかった。
「は、はい。ごめんなさい。私、父を早くに亡くしたから、男の人と一緒にお風呂に入ったことも無くて..」
沢城さんは、さも悪い事をしたと反省するように、耳までもを真っ赤にした。
「あらそうなの?お母さんと2人暮らし?」
姫野さんが首を傾げた。
「はい。でも母も去年再婚して・・・それで私は、全寮制のこの学校に・・・」
「まあ・・・」
姫野さんは同情したように溜め息をついた。そして・・
「いいは、見せてあげる。沢城さんがそうしたいのなら、見るなり触るなり好きにするといいは!」
『はあ〜?』
僕は思わず、声を上げていた。
(『見るなら触るなり』って・・・それって僕のチ○コのこと言ってんだよな???)
「どうしたの?雄馬君。早く手とタオルどけてよ!」
「はぁ〜!?な、なんで僕が!」
「何言ってるのよ?ここにいる男子は雄馬君だけじゃない!私がいくら沢城さんの力になってあげたくても、女の私じゃ無理なのよぉ〜。」
「だ、だからって・・・」
「雄馬君も聞いたでしょ?沢城さんはお母さんにも邪魔にされて、この学校に泣く泣く来たのよ。可哀想だと思わない?」
「あ、ああ。そりゃー僕だって同情するよ・・」
「なら、・・ね。♪ここは潔く男を上げてぇ♪お願いぃ〜」
僕はどうも姫野さんに乗せられている気もしたが、ここで男としては引く訳にもいかず、おずおずとではあるが股間を覆った両手退け、タオルを床にポトリと落とした。