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女子高に
官能リレー小説 - 学園物

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女子高に 5

加茂(なんで、あたしが田中君に復讐するの!!そんな事しないのに!!誰がそんな噂流すの!!)
加茂はもう思った。
実は加茂の同級生の井野倉くに子と初田美沙が、そんなデマを流しているのである。
井野倉「初田さん、これで加茂さんの評判を悪くできる。」
初田「井野倉さん、これが成功するの?」
井野倉「こうでもしないと、田中君は加茂さんから離れない。これが成功したら、田中君はあたしと初田さんの物になるから。」
2人とも明人の事が大好きだった。
得に井野倉くに子は明人に対して、執拗なまでに興味を示していた。
それは美沙や他の女子生徒のHな感情とは、少々異っていた。
"明人の身体"イコール"金"という図式が、井野倉くに子の頭の中で出来上がっていたのだ。
そもそもの始まりは、トイレに設置した隠しカメラで、明人の放尿シーンを撮影できたのが切っ掛けだった。
それは仲間内に1枚500円という価格で売り捌くことに成功したのだ。
枚数を倍増しても、それは瞬く間に完売し、
同時に、女子たちの井野倉くに子に対しての要望は増していった。
「くに子ぉ〜♪次ぎは元気なところが欲しいわぁ〜♪」
「♪この皮が剥けてるところが見てみたいのよぉ〜♪」
「マっパでおっ勃ててるプリントなら、私ぃ〜1000円払ってもいいわぁ〜♪」

それには田中明人に思いを寄せる、真面目な加茂理穂の存在が、井野倉くに子には邪魔だった。
くに子にとって誤算もあった。明人を快く思わない声は教師、生徒、父兄問わず燻っていた。
これまで体育の際にブルマと女子用水着の着用を強いられていたが、更に同調圧力が高まり、校門を一歩くぐれば男子の象徴であるズボンも脱ぐように求められた。
登下校の際のズボンは通報や職務質問を避けるための特例で、校内では正式な制服であるスカートとされ、女子トイレの使用を厳命される。
「田中くんも本校に慣れてきたようなので、そろそろここの伝統と平等の原則に従っていただきます。みなさんも、これからは田中さんと呼ぶように」
担任が言うまでもなく、クラスメイトはその事実を知っていた。
くに子の盗撮ビジネスにも悪影響を及ぼす。しかし、彼女はそんなことではめげず、別の手段を思いつく。
明人にショーツを売りつけることだった。少数派の為に性差を認めない風潮を利用し、グレーゾーンだった下着も女性用という決定をでっちあげ、少年が買いにくいのを知っていて高くで売りつけた。
「これで着替えの時もぎょっとされないわ」
「スカートをめくられても、めくりかえせばいいの。それが平等だし」
くに子は儲かったし、美沙も戸惑う明人をフォローすることで好意を得られると企む。
一般の女子は加茂のせいで明人の男らしいところを見れなくなったという声と、見た目だけでも似せたことで彼に親近感が湧いたという意見に割れていた。

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